フリウェルはLD・ULDの2種類があり、望まない妊娠を防ぐための避妊効果があるか気になりますよね。
結論を紹介すると、フリウェルはLD・ULDには避妊効果がないため、低用量ピルや性交後は緊急避妊薬としてアフターピル(モーニングアフターピル)の服用が必要です。
本記事では、フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由や今すぐできるおすすめな対策を紹介しています。
フリウェルLD・ULDの違い
フリウェルの種類 | 種類 | 成分(LEP) | エチニルエストラジオール |
---|---|---|---|
フリウェルLD | 低用量ピル | ノルエチステロン(黄体ホルモン) とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン) | 0.035mg |
フリウェルULD | 超低用量ピル | ノルエチステロン(黄体ホルモン) とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン) | 0.2mg |

フリウェル配合錠LD・ULDの種類一覧
- フリウェル配合錠LD・ULD「あすか」(あすか製薬)
- フリウェル配合錠LD・ULD「モチダ」(持田製薬販売)
- フリウェル配合錠LD・ULD「トーワ」(東和薬品)
- フリウェル配合錠LD・ULD「サワイ」(沢井製薬)
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避妊失敗で悩んでいる人はチェック

フリウェルLD・ULDは避妊効果がないため、避妊失敗した場合に服用していても妊娠阻止はできません。
フリウェルLD・ULD | 避妊失敗の妊娠阻止効果はなし |
---|---|
アフターピル | 避妊失敗の妊娠阻止効果に期待できる |
したがって、避妊失敗した場合はフリウェルLD・ULDを飲んでいてもアフターピル(緊急避妊薬)の服用がおすすめです。
アフターピルは、産婦人科や病院以外にもオンライン診療で処方しているため、診療時間の調整ができない人は24時間対応のサービスで相談しましょう!
- 自宅からスマホがあればアフターピルの相談
- 避妊失敗の対策として相談ができる
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フリウェルLD・ULDには避妊効果はない
フリウェルLD・ULDには避妊効果がないため、21日間の服用と7日間の休薬期間で飲み続けても望まない妊娠を防ぐことはできません。
低用量ピルは正しく飲み続けることで99.7%の避妊効果に期待はできますが、フリウェルLD・ULDは避妊効果に関する承認を得ておらず、目的を理解できないとトラブルが生じる可能性が高いです。
フリウェルLD・ULDに避妊効果がない3つの理由を参考にして、望まない妊娠を防ぐようにしましょう。
- フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由①:月経困難症の改善効果に期待ができるため
- フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由②:経口避妊薬(OC)とは目的が異なる
- フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由③:パール指数が異なり承認されていない
フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由①:月経困難症の改善効果に期待ができるため

フリウェルLD・ULDを飲む目的は、月経困難症の改善になるため、避妊効果に期待ができる成分とは異なる点に注意が必要です。
月経困難症は、生理の直前あるいは開始とともに、腹部や腰部の強い痛み、悪心(気持ちが悪くなること)、嘔吐、下痢、頭痛など、さまざまな症状が現れます。
https://w-health.jp/monthly/dysmenorrhea/
月経困難症には機能性月経困難症と器質性月経困難症の2種類に分類されますが、フリウェルはいずれの対策効果にも期待ができるため、医師の診療を受けて処方してもらいます。
生理直前・期間中に感じる身体の負担に悩んでいる人は、産婦人科や病院で医師の診療を受けてフリウェルLD・ULDを処方してもらいますが、同じ低用量ピルでもマーベロンやトリキュラーなどとは目的が異なります。
知恵袋などの口コミでは、低用量ピルを飲んでいれば避妊効果が期待できると間違えた情報が拡散されている場合がありますが、フリウェルLD・ULDは対象外になることを覚えておきましょう。
フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由②:経口避妊薬(OC)とは目的が異なる

前述の通り、フリウェルLD・ULDは月経困難症の治療で処方されますが、LEPに該当するため経口避妊薬(OC)とは目的が異なることに理解を深める必要があります。
種別 | 低用量ピルの例 | 目的 | 黄体ホルモン |
---|---|---|---|
LEP | フリウェル ヤーズ ルナベル ドロエチ ジェミーナ など | 月経困難症の治療 | 黄体ホルモンが多く含まれている |
OC | シンフェーズ トリキュラー アンジュ ラベルフィーユ マーベロン ファボワール など | 避妊や生理予定日のコントロール | 卵胞ホルモンが多く含まれている |
経口避妊薬(OC)は、避妊のほかにも生理予定日のコントロールとして中用量ピルの代わりになる効果も期待ができます。
一方でLEPに該当するフリウェルLD・ULDは、経口避妊薬(OC)のような避妊や生理予定日のコントロール効果に期待できる卵胞ホルモンの配合が少ないです。
経口避妊薬(OC)に多く含まれる卵胞ホルモンもフリウェルLD・ULDには少量の配合はされていますが、避妊できるほどの効果はないと覚えておきましょう。
黄体ホルモンとは
エストロゲンの働きで厚くなった子宮内膜を継続して柔らかくすることで妊娠しやすい状態にする効果に期待
卵胞ホルモンとは
子宮内膜を厚くして妊娠に備える効果に期待
フリウェルLD・ULDに避妊効果がない理由③:パール指数が異なり承認されていない

避妊を行った100人の女性が1年間に妊娠する件数がパール指数ですが、フリウェルULDは避妊できる割合が少ない(パール指数が高い)ことも理由の1つです。(経口避妊薬(OC):パール指数0.3※参照:国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センター)
ピルの種類 | パール指数 |
---|---|
フリウェルLD | 0.19 |
フリウェルULD | 2.98 |
経口避妊薬(OC) | 0.073〜0.3 |
一方で、フリウェルLDのパール指数は0.19で経口避妊薬(OC)の0.073〜0.3と大きな差はなく、1000人に2人程度の割合で妊娠する確率になります。
理由はフリウェルLDが避妊効果の承認がおりておらず、月経困難症の治療薬として認可されているためです。
- 避妊効果:認可外
- 月経困難症の治療:認可
→パール指数は経口避妊薬(OC)と差がなくても認可が下りていない理由から、避妊効果がある低用量ピルとは言えない!
避妊失敗した場合、結果的にフリウェルLDを飲んで妊娠阻止できる可能性もありますが、認可がおりていないこと・月経困難症の治療薬であることから避妊効果の目的ではないと覚えておきましょう。
避妊効果が心配なら
フリウェルLD・ULDに関わらずピルの避妊効果が心配な人は、産婦人科や病院・オンライン診療で医師に期待できる効果の確認をすると良いでしょう。
パール指数の比較やピルの知識をつけることも重要ですが、ピルの処方は医師診療が必須条件になるため、疑問や不安があれば直接相談がおすすめです。
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フリウェルLD・ULDの避妊効果がない時に考えたいこと
ピル以外の方法で避妊することはできないため、望まない妊娠を防ぐためにはフリウェルLD・ULD以外の方法で対策しなくてはなりません。
フリウェルLD・ULD以外で避妊効果を期待するなら2種類の対策がありますが、事前に知識を深めたいポイントを紹介します。
フリウェルLD・ULD処方の理由を見直す
フリウェルLD・ULDを処方してもらうには医師の診療が必須条件ですが、処方してもらう理由の見直しが重要です。
フリウェルLD・ULDは月経困難症の治療目的として処方されるため、避妊効果は期待できません。
さらに複数の低用量ピルを併用して飲むことは、有効成分の過剰摂取や適切な効果の実感ができないこと・副作用などのリスクから禁じられており、目的に応じて都度医師に相談しなくてはなりません。
月経困難症の改善経過には個人差があり、避妊目的のピルが必要な場合はフリウェルLD・ULDの処方をしてもらった医師に相談してみましょう。
避妊効果に期待するならフリウェルLD・ULDよりも対象の低用量ピル
低用量ピルにはフリウェルLD・ULD以外の経口避妊薬(OC)であれば避妊効果に期待ができるため、目的に応じた相談をすると良いでしょう。
避妊効果に期待ができる低用量ピルの種類は、使用されている黄体ホルモン別で比較すると5種類に分類できます。
- 第一世代(ノルエチステロン)※フリウェルLD
- 第二世代(レボノルゲストレル)
- 第三世代(デソゲストレル)
- 第四世代(ドロスピレノン)
- ミニピル
それぞれの低用量ピルごとに目的が異なるため、避妊効果に期待をする場合は第二世代(レボノルゲストレル)または第三世代(デソゲストレル)がおすすめです。
黄体ホルモンの種類 | ピルの例 | 期待できるピルの効果 |
---|---|---|
第一世代(ノルエチステロン) | シンフェーズ フリウェルLD ルナベルLD | 避妊(シンフェーズ)や月経困難症の治療 |
第二世代(レボノルゲストレル) | トリキュラー ラベルフィーユ | 避妊や生理予定日のコントロール |
第三世代(デソゲストレル) | マーベロン ファボワール | 避妊や生理予定日のコントロール |
第四世代(ドロスピレノン) | ヤーズ ヤーズフレックス ドロエチ | 月経困難症や子宮内膜症の治療 |
ミニピル | ノリディ アザリア | 避妊など |
注目したいのは低用量ピルにはフリウェルLD・ULD以外に複数種類があり、さらに第一世代・第二世代・第三世代・第四世代・ミニピルに分類されていることです。
フリウェルLD・ULD以外にこだわる必要はなく、求める効果や副作用・無理なく支払いができる値段で比較することで相性の良い低用量ピルを見つけられます。
フリウェルLD・ULDを飲んでいる人は、他の低用量ピルを処方してもらい、避妊対策ができるようにしましょう。
フリウェルLD・ULD以外で避妊失敗した時の対策効果を期待するなら2種類の対策
フリウェルLD・ULD以外で避妊失敗した時の対策効果を期待するなら2種類の対策がおすすめです。
避妊効果を求めて低用量ピルを飲みたい人は、フリウェルLD・ULD以外で対策する方法を参考にしてください。
フリウェルLD・ULDを処方してもらった産婦人科で相談する

診療時間やアクセス状況を考慮してスムーズに通院ができれば、フリウェルLD・ULDの処方をしてもらった産婦人科や病院で相談がおすすめです。
産婦人科や病院は医師の対面診療で相談ができる安心感はある一方で、診療時間との調整ができない可能性もあるため、アクセス状況で判断すると良いでしょう。
- 診療時間やアクセスしやすい産婦人科や病院に通院できる
- 医師の対面診療を受けた方が安心できる
- ピルの処方で定期的に通院して相談している
- 性交後24時間以内に相談・処方・服用ができる
避妊失敗した場合はアフターピルの服用になるため、性交後72時間以内の服用をしないと避妊効果が期待できません。
したがって、フリウェルLD・ULDを処方してもらった産婦人科や病院に性交後24時間以内の診療ができないと避妊することが間に合わない可能性が高いため、速やかな判断が必要です。
当院グレイスベルクリニックでもアフターピルの処方をしていますが、産婦人科や病院の対面診療は性交後の経過時間で判断しましょう。
オンライン診療で自宅でスムーズに低用量ピルを処方してもらう

オンライン診療は、スマホがあれば自宅にいても避妊効果に期待ができるアフターピルを処方してもらえます。
さらに24時間対応をしているオンライン診療もあるため、産婦人科や病院へのアクセス状況が悪くても中身を開封されない限りバレずにアフターピルが手元に届きます。
- 産婦人科や病院の診療時間と調整ができない
- 性交後24時間以内にアフターピルを処方してもらえない
- 誰にもバレずにアフターピルを飲みたい
- 外出する時間がなくて一人で悩んでいる
フリウェルLD・ULDを処方していないオンライン診療サービスでも医師の診療を受けられるため、あなたの状況をビデオ通話または電話で相談ができます。
したがって、フリウェルLD・ULDとピルの重複で悩んでいる人や服用方法・副作用が不安な人でも自宅から医師に相談ができるため、スムーズに心配事を減らせるでしょう。
グレイスベルクリニック事業開発部が紹介しているおすすめオンライン診療は以下の通りです。
オンライン診療 | アフターピル | 診療時間 | 配送 |
---|---|---|---|
アフターピルおすすめ① ソクピル ![]() | 72時間:8,800円 ーーーーー 120時間:16,500円 | 24時間 ※土日祝日も即日可 | 通常:17時までの決済で翌日届く ーーーーー エクスプレス便: 東京都23区内は17時までの決済で最短1時間 関東圏は10時までの決済で最短1時間 |
アフターピルおすすめ② 緊急アフピル ![]() | 72時間:8,800円 ーーーーー 120時間:16,500円 | 24時間 ※土日祝日も即日可 | 通常:17時までの決済で翌日届く ーーーーー エクスプレス便: 東京都23区内は17時までの決済で最短1時間 関東圏は10時までの決済で最短1時間 |
アフターピルおすすめ③ エニピル ![]() | 72時間:10,978円〜 ーーーーー 120時間:10,978円〜 | 24時間 ※土日祝日も即日可 | 通常:15時までの決済で即日配送 ーーーーー バイク便:東京都23区内なら16時30分までの決済で最短1時間 |
アフターピルはフリウェルLD・ULDとは異なり、避妊失敗した後の緊急避妊薬として処方されるため、望まない妊娠を防ぎたい人向けのピルです。
吐き気などの副作用を実感するリスクから緊急性がない場合は、フリウェルLD・ULD以外の避妊効果として認可されている低用量ピルがおすすめですが、避妊失敗が発覚したらスピード重視の相談をしましょう。
アフターピルは24時間以内に服用することで避妊できる確率が上がるため、フリウェルLD・ULDを飲んでいる人でもまずは医師に相談することが重要です。
参考記事:アフターピルオンラインおすすめ8選!安全に即日配送されるサービスはある?
フリウェルLD・ULDの避妊効果に関する知恵袋の声に注意しよう
フリウェルLDは、避妊効果の認可が下りていない低用量ピルですが、知恵袋の口コミなどでは妊娠しなかった体験談も出ています。
一方で2025年2月時点、フリウェルLDは避妊効果の認可が下りているわけではないため、結果的に避妊できた口コミがあっても鵜呑みにしないようにしましょう。
前述の通り、フリウェルLDのパース指数は低い(100人中0.19人の割合で妊娠する確率)ですが、目的が月経困難症の治療です。
知恵袋の口コミや体験談は、必ず医師や専門家が投稿するわけではないため、不安や疑問は医師に直接相談する方法がおすすめになります。
フリウェルLD・ULDの避妊効果や避妊失敗した場合の対策に関するよくある質問
フリウェルLD・ULDの避妊効果や避妊失敗した場合の対策に関するよくある質問を紹介します。
フリウェルLD・ULDの目的が分からない人は参考にしてください。
フリウェルULDで妊娠した人はいますか?
フリウェルULDは超低用量ピルになるため、低用量ピルのような避妊効果はありません。
パール指数は2.98で100人に3人程度が妊娠する可能性があり、さらに避妊効果がるピルとして認可が下りていません。
フリウェルULDは避妊目的ではないため、望まない妊娠を防ぎたい人は避妊効果の認可が下りている低用量ピルまたは性交後であればアフターピル(緊急避妊薬)を飲みましょう。
フリウェルULDは避妊失敗した後に効果的ですか?
フリウェルULDは超低用量ピルになるため、避妊失敗した後に飲んでも緊急避妊薬としての役割は果たしません。
避妊失敗に気づいたら、アフターピルを飲んで望まない妊娠を防ぎましょう。
フリウェルの種類を教えてください
フリウェルの種類は以下の通りです。
いずれもフリウェルは避妊効果の認可は下りておらず、月経困難症の治療として処方されるピルの種類になります。
フリウェルの飲み方を知りたいです
フリウェルの飲み方(フリウェル配合錠 LD・ULD「あすか」の場合)は以下の通りです。
フリウェルを飲み始めた日を記録するために、日にち・曜日・次回の受診予定日を記入します。
一番左上にある1周目の1錠目から順番に、毎日同じ時間帯に1日1錠を飲み続けます。
21日間(3周目)が終わるまで、服用を継続しましょう。
※飲み忘れ以外は1日2錠の服用は禁止。1日3錠以上は飲めません。
シートホルダーの4週目は休薬期間になるため、フリウェル配合錠 LD・ULD「あすか」の服用を7日間ストップします。
切り取り部分を毎日めくることで7日間の休薬期間の日数カウントができます。
月経(出血)の有無問わず、7日間の休薬期間が終わった後は、1日1錠の服用スケジュールに戻ります。
フリウェルを飲み忘れた場合は2錠・3錠まとめて飲んでも平気ですか?
フリウェルを飲み忘れた場合は2錠・3錠まとめて飲むことは禁じられています。
万が一フリウェルを飲み忘れた場合は2錠・3錠まとめて飲むのではなく、以下のスケジュールで服用しましょう。
1日1錠を飲み忘れた場合 | 飲み忘れに気づいた時に1錠飲む・当日分の1錠をいつも飲んでる時間帯に飲む |
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2日2錠を飲み忘れた場合 | 飲み忘れに気づいた時に1錠飲む・当日分の1錠をいつも飲んでる時間帯に飲む |
3日2錠を飲み忘れた場合 | 飲み忘れに気づいた時に1錠飲む・当日分の1錠をいつも飲んでる時間帯に飲む ※1日に3錠以上を飲むことはありません。 |
フリウェルの飲み忘れが続くと不正性器出血のリスクが高まるため、日頃から忘れずに飲み続けることが重要です。
フリウェルを飲み忘れた場合は2錠・3錠まとめて飲むことはなく、最大でも1日に2回まで(気づいた時といつもの時間の2回で2錠まとめてではない)になるため、過剰摂取には十分に注意しましょう。
不安な人は、フリウェルの処方をしてもらった医師に相談した上で服用がおすすめです。